水素の力

水素の力

活性酸素とは

成人は、1日あたり約430Lの酸素を消費していますが、体に取り込まれた酸素のうち2%は活性酸素となります。

活性酸素には、「善玉」と「悪玉」があります。善玉活性酸素は免疫機能や生体維持にとって重要な働きをします。
一方、悪玉活性酸素は過剰に発生し体に溜まると、体組織や遺伝子を傷害し、老化や病気の原因になってしまいます。悪玉活性酸素が引き金となっている病気は、全体の9割と言われています。

悪玉活性酸素が体内に過剰に溜まってしまう要因として、紫外線、大気汚染、たばこ、薬剤ならびに酸化された物質の摂取などが考えられます。また、過度な運動やストレスもこの活性酸素の産生を促し生活習慣病を含めた疾患の原因となります。

「悪玉」活性酸素が発症に関与する病気 (一部)

脳神経系脳梗塞、脳出血、認知症、てんかん、アルツハイマー病、パーキンソン病、片頭痛
呼吸器肺炎、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息
循環器心筋梗塞、狭心症、動脈硬化、心房細動、脂質異常症、高血圧症
消化器逆流性食道炎、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、肝炎、肝硬変、膵炎、ベーチェット病
内分泌系糖尿病
アレルギー花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息
支持組織関節リウマチ、膠原病、変形性関節症
その他癌、食中毒、放射線障害、化学物質過敏症、敗血症、うつ病

水素の作用

水素は、最も強力な酸化力をもつ悪玉活性酸素であるヒドロキシルラジカル(OH)のみと反応して無毒化します。

一般的にビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなどの酵素を多く含む「抗酸化食品」を摂る事で、活性酸素を減らせる事は有名ですが、それらの食品は全ての活性酸素と反応するので、体に必要な「善玉」活性酸素まで減少させてしまうのです。
更にそれらの食品は自らが酸化を受け、「悪玉」に変わってしまいます。

また、水素は最も小さい原子であり、水にも油にも溶解しますので、ビタミン剤などよりはるかに速く拡散し、細胞への到達効率が極めて良好です。

水素は、厚生労働省から食品添加物として認められていたり、悪玉活性酸素と反応しても無害な水に変わるだけなので、取りすぎても害はなく極めて安全です。

水素の効果

「悪玉」活性酸素が関与する疾患については、すべて有効性が期待できます。糖尿病や脂質異常症の方の動脈硬化進展予防や、肩凝りやそれに伴う頭痛、腰痛などの筋肉痛、関節痛、感冒後の気管支炎、咳喘息などにも有効と考えられます。関節リウマチに対しては既に有効性が報告されています。また、スポーツ選手に水素を投与すると、運動による乳酸の産生が抑えられ、パフォーマンスが向上したことが報告されています。普段運動をしていない方で、運動を予定されている方にも、筋肉痛の予防効果が期待できます。

活性酸素は、疾患に限らず、日常生活における運動や仕事、ストレスなどにより産生され、肉体に傷害を与えます。ストレスが多く、疲労回復が遅い方や、アンチ・エイジング対策、受験勉強の学生にも集中力を高める効果が期待できます。