

高純度酸化マグネシウム・水素製造を低コスト化
高純度酸化マグネシウムと
水素製造を低コスト化
高純度酸化マグネシウムと水素を低コストで製造するプラントをご提案します。
酸化マグネシウムの製造方法
従来の酸化マグネシウムの製造方法
現在の市場における、酸化マグネシウムの製造方法としては主に以下の2種類です。
原石マグネシアを焼成
■低純度・低コスト
原石マグネシアを焼成することで酸化マグネシウムが生成される。
焼成する温度によって、軽焼マグネシアや重焼マグネシアに分類され、それぞれ医薬品や建築用などに使われる。
原石から生成される為、マグネシウムの純度は低く、容易に生成できることから比較的安価で取引される。
気相法による生成
■高純度・高コスト
金属マグネシウムを加熱してマグネシウム蒸気にし、酸素ガスを当てることで酸化マグネシウムが生成される。
高純度のマグネシウムが得られるが、金属マグネシウムが蒸発するまで加熱することから多くの化石燃料が消費され、生産コストがかかる。
その為、高価で取引され、主に高純度が求められる工業原料へ用いられる。
弊社ご提案の酸化マグネシウムの製造方法
■高純度・低コスト化を実現
弊社の製造方法は既存の方法と異なり、水蒸気による生成により高純度な酸化マグネシウムを低コストで生成するものです。
水蒸気による生成
金属マグネシウムに高温の水蒸気を当てることで化学反応を起こし、金属マグネシウムより酸化マグネシウムを生成する。
水と金属マグネシウムしか使用していないので高純度な酸化マグネシウムが生成され、高温の水蒸気を当てるのみなので低コストで生成が行える。
なお、副産物として燃料にもなる水素ガスが生成される。
水素の製造方法
従来の水素製造方法
現在の工業化されている、水素ガスの製造方法としては主に以下の3種類あります。
1. 水蒸気改質法
■低効率・環境負荷
天然ガスやLPGガスなどに水蒸気を当てることで水素と一酸化炭素に分離させる方式である。
得られる水素は原材料の化石燃料ガスの保有エネルギーを超えることは無い。
また、一酸化炭素も排出されることから環境への負荷は化石燃料ガスをそのまま使用する場合とさほど変わらない。
2. 電気分解法
■低効率
水を電気分解することで水素と酸素に分離させる方式である。
消費電力に対し、生成された水素から得られるエネルギーが小さく、水素燃料電池で用いた場合には電気分解で使用した
電力のおよそ1/7しか得られない。
3. 副生水素
■低純度
苛性ソーダや塩素ガスなどを生成した際に、副産物として生成される水素である。
ほとんどの場合は不純物が混じっている為、PSA法等で純度を高める必要がある。
弊社ご提案の水素製造方法
■高純度・低コスト化
前述の水蒸気を利用した酸化マグネシウムの生成過程で、水素ガスを副産物として生成します。
製造方法は分類上は上記の3.副生水素になりますが、ほぼ不純物が無い水素が生成される為、従来よりも低コストになります。